金ケ崎町消防団

団員募集

金ケ崎町消防団では、町の安全を守る団員を募集しています。

消防団とは,消防署と共に火災や災害への対応や予防啓発活動などを行う、消防組織法に基づいた消防組織です。

消防署と同じ消防機関

消防団は消防署と同じ消防機関です。
消防署は,常勤の職員が常時消防業務に専念しているのに対し、消防団は日頃各々の職業(サラリーマン・自営業等)に専念し、
災害等の際には消防団員としてその対応に当たるのが一番の違いです。
また、平時においても、災害に備えての訓練や予防広報、所有機材の整備点検等にも従事します。

特別職の地方公務員

消防団員は公務員です。
ただし、非常勤であるため特別職の地方公務員となります。
災害活動においては公的な活動をすることから消防団員としてなすべきこと、守らなければならないことなどが条例、規則等で定められています。

入団方法

入団を希望される方は、お問い合わせフォームより「入団希望」と記載の上、事務局までお問い合わせください。

 

先輩消防団員紹介

菅原 康裕さん 第2分団第4部 (1994年入団)

製造工場で働きながら消防団員としての活動に取り組む菅原さんは、「消防団の活動は仕事の次、家族との時間よりも大切」と話します。現在は第2分団第4部の班長として、防火や夜警、消火活動に積極的に参加しています。

消防団に入ったきっかけは?

高校卒業後に就職しました。
すぐに先輩の団員から入団の誘いを受けましたが、「今の仕事に慣れてから」と、一度は断りました。ちょうど1年が経った頃、先輩から2度目の誘いを受け、断る理由もなく入団を決めました。最初は知らない人ばかりでどうしたものかと思ったのですが、火防点検で地域をまわるうちに顔と名前がわかる人が増えたことで、やりがいを感じるようになりました。いまでは、地域との密着感が私の世界を広げたように感じています。

普段はどんな活動をしているの?

消防競技大会のための練習や訓練、防火や防犯のための夜警をしています。班長として、これらの活動に参加する団員に呼びかけ、とりまとめをしています。
もちろん、火災の時には出動して消火活動をする事もあります。

仕事やプライベートとの両立は?

仕事中はもちろん消防団活動はできません。仕事を優先しています。平日に休みがある団員など、仲間と補間しあいながら活動しています。家族は、私の消防団活動を尊重してくれています。もちろん、プライベートの時間はちゃんとありますよ。自分が活動できる時間を少しずつ無理なく充てています。

消防団の活動で印象に残っていることは?

入団して3年が経った頃。激しく燃えた住宅火災で、ある出会いがありました。数時間かけようやく鎮火した現場は焦げ臭いにおいが漂っていました。そこに、家主の老女が立ち尽くしているのが目に止まったんです。彼女は黒く焼け焦げた柱を見つめながら「私の家が無くなっちまった。もう見たくない」とつぶやきました。
悲しんでいる顔を見て、私の消防団員魂に火がつきました。夜中の出動を終えた翌日、工場での日勤は体力的にこたえます。でも、本当に苦しいのは被害にあった方。それに比べたら自分の苦労はたいしたことはないと思うようになりました。今は、被害を未然に防いだり、被害を少なくしたりする事の方が大切だと考えています。

メッセージ

忘年会や花見、夏祭りなど部単位でまとまりがあります。みんなで活動することが楽しいですし、それが地域の一体感につながっています。飲み会などフラットな関係の中で地域の先輩方とつながれて、何かを成し遂げた時の達成感や団結力を感じることができます。

 

髙橋 政好さん 第2分団第5部 (2004年入団)

建築資材の販売店で働きながら消防団員としての活動に取り組む髙橋さん。職場の理解もあり、勤務時間中でも消防出動できる環境があるといいます。

消防団に入ったきっかけは?

近所の先輩に「消防に入らないか」と誘われました。父も消防をやっていたこともあり、活動の内容は少し分かっていたので、ほとんど抵抗感はなく入団しました。

仕事やプライベートとの両立は?

消防団は仕事に支障が無い範囲での活動が尊重されています。火災が起きたら仕事を休んで消火活動に行かなければならないという事はなく、自分が参加できる時間を少しずつ使って、それが地域貢献につながると思っています。

消防団の活動で印象に残っていることは?

団員みんなで一つの目標に向かって訓練をしています。数年前の操法競技大会の支部大会への出場が最も印象に残っています。次の目標は、もちろん県大会出場です!日頃の活動が団員同士の団結力を養い、火災や災害の現場での活動にもつながると思います。

活動していて感じることは?

地域の人たちと団結するきっかけになっていると思います。
火防点検一つとっても、地域に住むお年寄りを知ったり、地元に詳しくなります。
「来てくれてありがとう」と言われると「やっててよかったな」と思います。頼られ、役立っているという実感があります。

メッセージ

年間行事のスケジュールが決まっています。もちろん毎日活動があるわけじゃなく、自分の時間はちゃんとあります。人によって家庭や職場環境が違うのは当たり前です。自分ができる時にできることをする。それが消防団です。少しずつ町に貢献できますよ。

 

髙橋 郁恵さん ラッパ隊 (1996年入団)

 

仕事と子育てを両立してきた高橋さんは、大好きな楽器演奏の機会を消防団の活動に見つけ、それが心の拠り所になっていると話します。

消防団に入ったきっかけは?

高校卒業と同時に、当時ラッパ隊で活動していた母の同級生に誘われ入団しました。吹奏楽を小学校からずっと続けていて、高校生の頃はホルンを演奏していました。同じ吹奏でしたので、すんなり入り込めました。

消防団での活動はどうですか?

今思うと、消防団に入っていなければ楽器に触れる機会もなかったかもしれません。
消防団は楽器を演奏する機会が定期的にあります。年に3回の行事にはラッパ隊として参加しますし、それに合わせて練習もしています。
出産や子育てで、一時期は活動から離れた事もありましたが、今でも続けているのは、やっぱり吹奏が好きだからなのかもしれません。

仕事やプライベートとの両立は?

仕事とプレイベートを優先にしています。消防団員としての活動は、休みの日に子どもが「いいよ」と言ってくれた時など、参加できる時に参加しています。

火災の現場にも行く事はあるのですか?

あります。現場では消火活動には関わらず、鎮火や集合などの合図のためにラッパを吹くことがあります。必ず行かなければならないのではなく、自分が行ける時に行くようにしています。

印象に残っている事はありますか?

数年前に、県民会館で開催された県の消防の表彰式で、金ケ崎町消防団のラッパ隊が演奏した事がありました。大きなホールで演奏する機会は貴重なので、とても爽快でした。

メッセージ

吹奏楽を経験している人も、そうでない人も、社会に出てから楽器を演奏する機会の1つが消防団です。経験のない人も練習の場になります。楽器もありますし、教えてくれる先輩もいます。人数が増えれば楽器の種類も増え、幅も広がります。もちろん、演奏しながら歩くのは大変ですので、練習が大切です。私たちと一緒に演奏しましょう。

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